ファラフェルよ、また会う日まで

東京の桜もこの寒さの中、頑張って咲き始めている。
誰もがこんなに桜を好きなのは、それ自体のはかない美しさと、長い冬を越えた喜びと、「出会いと別れの季節」というなにか切ない想いが全てあいまって、無意識のところで魂がその魅力にとりつかれているような…。

この春は、10年以上、夫婦そろって心置きなく仲良くしている友達 【ファミリー】の一組が5年の東京生活を経て、故郷の京都に帰ることになった。妻同士はミラノ時代に多分、今までで一番楽しく刺激的な時期を過ごした仲。お互いが東京に来てからは、ほんと~に色々と助け合った。そんな夫婦が京都に帰ってしまうわけで、昨日は【ファミリー】が集合しての送別会…のはずが、結果、ただの食い倒れ大会になってしまった。まあ、これこそ心置きない証拠なわけだけど。

皆それぞれ持ち寄ったけど、結果、一番頑張ってくれたのは、昨日の主役であるはずの京都に帰る夫婦の夫R。この【ファミリー】のとってもいいところは、集まった時、料理をするのは必ず夫たち。妻たちはべらべらお喋りしてればいいわけで(笑)

Rはイスラエル人で、彼の作るフムスファラフェルは最高!!
これが気軽に食べられなくなると思うと…ほんと~に悲しい。


 ↑ こちらRお手製のフムス
パンに付けて食べるともう最高♪


 ↑ こちらがファラフェル
手でポクポクつまめちゃうからパーティー料理にベスト
次、このファラフェルを食べられるのはいつになるのだろうか…


終電も終わる頃、気づいたらもう一人の主役であるはずの妻は寝ていたし、ちゃんと挨拶もできず。
結果、本当に何が趣旨の会かわからなかったけど、各国料理が集まってとにかく全部美味しかった。

主役に一番働かせちゃったし、その代わりといっては何だけど、この場を借りて彼らの運営するちょっと面白いアパレルメーカーをご紹介しておこう。
恵比寿にあるMARIOS LEFT TAKERは、彼らがヨーロッパからセレクトしてきた変わった服や小物が並べられるショップ兼オフィス。


一言で言って、どうやって着たらいいのかよくわからない、いたずらでへんてこりんな服たちだけど、「絶対に人と違うものがいい!!」「目立ちたい!!」という人には、自信を持ってお勧めできるし、新鋭デザイナーの服でも縫製やクオリティーは超一流ブランドと変わらない満足のいくもの。
「服を売る」というよりかは、その人の感性に訴えかける「アートを売る」感覚だから、このショップではよくイベントなんかも催されている。
ものによっては、アナトメタルとの相性もなかなかだと思うし、是非、恵比寿に行く際は、立ち寄ってみて下さいね~。

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